技術移転セミナー:生物を模倣した羽ばたき型ドローン・センター出願ドローン関連4装置(5月29日)

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概要

技術移転セミナーを開催します。従来の技術系の研修とはやや異なります。大学や当センターが所有するドローン関連技術をご紹介するとともに、【開発や製品化に関心いただける企業とのマッチング】を趣旨とするものです。

●今回は九州大学・日本文理大学の先生方より、【羽ばたき型ドローン】の技術や特徴をご紹介いただきます。従来のマルチコプタータイプとは異なる原理で飛行するドローンです。さまざまな長所を有します。

●セミナー後半には、30分ほどお時間をいただき、大分県産業科学技術センターが出願済であるドローン周辺装置4件についてもご紹介します。

「新型ドローンの開発」や「周辺装置の開発」に、ビジネスチャンスがあるかもしれません。会員各位のご受講をお待ちしております。

日時

5月29日(水)13:30~15:30(羽ばたき90分程度・センター装置30分程度)

場所

大分県産業科学技術センター C201会議室(大分市高江西1-4361-10)

●羽ばたき型ドローン(前半)

講師

九州大学大学院 工学研究院 航空宇宙工学部門 助教 永井 弘人 氏
日本文理大学 工学部 航空宇宙工学科 教授(学部長) 室園 昌彦氏(協議会企画委員長)

技術概要

鳥や昆虫の飛翔を模倣した【羽ばたき型ドローン開発】の現状と課題について解説します。生物のような羽ばたき飛行は、飛行性・静音性・安全性の観点から、小型サイズになるほど回転翼型ドローンに比べて優れており、次世代の超小型ドローンとして世界中で注目されています。本講演では、羽ばたき飛行の原理・特徴、羽ばたき型ドローンの将来性と課題について解説すると共に、(株)村田製作所/九州大学/日本文理大学が共同して研究開発中の羽ばたき型ドローンについて紹介します。製品化に向けた開発にご関心のある企業のご参加をお待ちしております。

●ドローン周辺装置(センター出願4件)(後半)

講師

大分県産業科学技術センター 電子・情報担当 主幹研究員 幸 嘉平太

技術概要

ドローンの周辺機材も、産業分野として裾野を広げつつあります。今回は、「安全着陸装置」「スモーク発生装置」「フライホイール式安定化装置」、「接触式衝突回避装置」の概要をご紹介します。試作開発や製造にご関心いただける方には、請求項や明細書の概要をご提示します。

  1. 安全装置:中型~大型ドローンは着陸時に、地上効果などの影響から、機体が不安定になる場合があります。強制的に安定環境を発生させる装置です。
  2. スモーク発生装置:遠隔・上空を飛行しているドローンは、飛行エリアの気流状態を視認することが困難であり、急な乱流などで機体が不安定になることがあります。飛行エリア近隣の気流状態を目視化する装置です。
  3. フライホイール式安定化装置:ドローン操縦のスキルや、突風などにより、ドローンの水平面が不安定になることはよくあります。ドローン本体の上部にフライホイールを搭載することにより、機体の水平面を安定化させる装置です。
  4. 接触式衝突回避装置:カメラやソナーを用いて、近隣物体を検知し、衝突を回避する仕組みは一般的になりました。しかし、非接触方式での検出には限界があります。本装置は、周辺物に対して接触式のセンサーを用いることで、衝突を回避させるものです。

受講料

会員無料(今回は非会員のご受講も可能です。お問い合わせください)

定員

20名(少人数の場合は、小会議室にて円卓方式で開催します)

申込み受付は終了しました